僕は筋肉痛を欲している。
今回は筋肉痛について。
筋肉痛の科学的な話や、超回復のことを書こうというのではない。
ただただ、ひたすらに筋肉痛が好き、筋肉痛を欲しているという僕の気持ちについて書きたいだけである。
僕がブログを始めた理由はいくつかあるのだが、その中の一つに純粋に文章を書くのが好き、というのがある。
硬すぎず、柔らかすぎず、程よい感じで書く文章が好きなのだ。
もちろんもっと筋トレについて発信したい、サプリについての間違った情報を正したい、日本企業のサプリは高すぎるなどの文句も言いたい。

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- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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僕もトレーニング初心者の時はザ〇スのプロテインを飲んでいたことがある。
今思えばよくもこんなにまずくて溶けにくくて成分も良くなくて高い商品を買っていたなと。(愛飲されている方いらしたら申し訳ありません、ただ世の中にはもっと安くて品質の良いプロテインは山ほど売っております。)
こんなふざけた製品が当たり前かのように市場に受容されていることが許せないのだ。
そもそも日本でプロテインやサプリメントに対する間違った知識や偏見があるのは、こういったメーカーの責任が非常に大きいと考える。
日本の企業だろうがなんだろうが、真に消費者のためにならない商品ならば排除されるべきだ。
そして日本企業は「国産だから」という言い訳をやめて、少しでも優れた海外製品と勝負できるような品質や値段設定にするべきだと僕は思うのだ。
こういった考えもあるので、どうせ飲むなら素晴らしい商品を飲んでほしいとの想いから、近いうちにゴリラセレクトのプロテイン紹介をしたい。
このように情報発信の場を増やしたくてブログを始めたという理由もある。
だが、それ以前に純粋に文章を書くのが好きなのだ。ゴリラなのに。
そもそも文章を書くのが嫌いな人はブログなんてやらないだろう、というよりも、たぶんやめたほうがいい、かもしれない。
前置きが長くなったが、ここで本題に戻ろう。
実は僕は筋トレを始めてから、トレーニング後に筋肉痛にならなかったことが一度もない。
嘘だと思われるかもしれないが、これは本当のことだ。ゴリラも驚いている。
周囲のトレーニーは筋肉痛の有無でトレーニングの質の良し悪しを決めている人が多い。
だが、そもそも筋肉痛が起きることと筋肥大にそこまで関係はなく、漸進性過負荷の原則に則っていればきちんと筋肥大は起こるはずだ。
確かに筋肉痛というのは、筋トレにおいて対象の筋肉が適切に使われた証明になるが、必ずしも筋肉痛が筋肥大の目安になるわけではないのだ。
筋肉痛がきていてもトレーニングが不十分なことはあるし、一方で筋肉痛がなくても十分に追い込めていて筋肥大が期待できることもあるのだ。
要するに大事なのは、後から筋肉痛でトレーニングの質を測るのではなく、その場その場できっちり筋肉を追い込めているかを検証した方が良いということである。
そんな筋肉痛と筋肥大の関係なのだが、僕は毎回筋肉痛が起きる。時間がなくてどんなにしょぼいトレーニングをしようが、2時間みっちりと追い込もうが関係なく。
そして、このことには良い点と悪い点がある。
先に悪い方からいこう。
それは次のトレーニングまでの周期が長くなることだ。筋肉痛が治らないと思い通りに身体を動かせないうえに怪我の心配までしなくてはならない。
僕は特に大胸筋と上腕二頭筋が苦手で、他の部位に比べて発達が悪い。その分トレーニングやケアを綿密に行うのだが、トレ後には酷い筋肉痛でトレーニング頻度が落ちてしまう、というジレンマに陥っているのだ。 苦手だから頻度を上げたい、でも筋肉痛が残ってるから他の部位を先にやろう、という状態だ。
これはなかなかに深刻な問題である。筋トレにおいて「頻度」はそれなりに重要な要素になっているため、得意な部位との差が広がる一方だ。
では次に良い点。
これは、ただ単純に、きもちいい。気分が良いのだ。
なんだそれだけか、と思われるかもしれない。
だが、競技者でもなく趣味でトレーニングをしている僕にとって、筋トレをしていて喜びを感じるのは
追い込んだ先に現れるパンプした自分の姿(純粋にゴリラ)
重いものを持ち上げた時の達成感
そして
トレーニングを通じて得られる気持ち良さ
これらの要素が人生を豊かにしてくれているのだ。
なので筋トレからくる筋肉痛というのは自分のアイデンティティの一端を担うといっても過言でない現象の一つで、毎日どこかしらの部位に痛みを感じることから一日が始まるのだ。
この痛みには自分の努力や成長の芽が潜んでいると思うと、それを愛さずにはいられない。
この痛みが自分の努力の証であり、バーベルを持ち上げている証拠なのだ。
筋肉痛=愛 なのだ。
だから今日も明日もパンプと筋肉痛を求めてジムに行く。
少しでも人生を豊かにするために。