今回は勉強と筋トレのシナジーについて。
いや、待て、お前は脳筋のゴリラ、勉強なんてしたことないんじゃないか?
そんなわけがない、筋トレも勉強も取り組む理論は同じ。切っても切り離せないのだ。
僕はむしろ筋トレの時間よりも勉強やリサーチなどに使う時間の方がはるかに長い。
というよりも、デカさと学歴は全く比例するとは思えないが、考えることのできない人間はデカくなることはないだろう。勉強ができる、できないの話ではなく考えることができるかどうかの話なのである。
僕自身、勉強と筋トレの相乗効果によって成功を勝ち取りたいと考えているのだ。
ジェイ・カトラーもこのような発言をしている。
彼は世界トップクラスの選手であのロニーコールマンと渡り合った伝説の男だ。
この写真は確か2009年のオリンピア、ジェイが圧倒的な完成度で文句なしのカムバックを遂げた大会の時のものだ。もうどうなっているのかわからないくらいにデカく、絞りも文句なし。圧倒的だ。
しかし、実はボディビルという競技はフィジーク、ビキニなど含めてどれも大会の賞金は大した金額にならない。その努力や割いてきた時間に対して全く割りにあっていないのだ。
オリンピアのボディビルチャンピオンになってやっと4000万円程の賞金が得られる。年一回の、世界最大の大会でその賞金だ。そのコンテストで勝てる人はいいが、チャンピオンは一人だけ、多くの人はそれ以外の収入がなければ生活などできないのだ。
つまり、ほとんどの選手は違うところで収入を得て活動しているのだ。
広告やサプリメントメーカーのスポンサー収入や自らのブランド製品の売り上げなどがメインだが、当然どちらもバカではダメなのだ。
これは勉強ができるできないの話ではなく、物事を論理的に考えて実行に移す力と言っても良いだろう。
その点で僕はジェイ・カトラーを大変尊敬している。
彼は競技の第一線から退いた今でも身体をきっちり鍛え、自らの事業も抜かりなくこなして富を築いている。
本題に戻ろう。
まず、冒頭で勉強と筋トレが同じ理論であると書いた。
これについて説明しよう。
もちろん両者で行うことは大きく異なる。
僕が同じだと言いたいのは、その成果を出すための過程のことである。
まずは勉強の視点から考えよう。
◯◯大学に合格したい。司法試験に合格したい。公認会計士に合格したい。株で成功したい。プログラマーで独立したい。ただただお金を稼ぎたい。
どんな理由でも良いのだが、明確な目標を持つところがスタートだ。
これらの目標を達成するためには長期の目標(最終目標)と短期の目標(段階的な目標)を立てる必要がある。
そしてさらにその短期の目標を日々の取り組みへと細分化して計画的に取り組むのだ。
これを成し遂げるのにはもの凄い根気と努力が必要だ、眠かろうが疲れていようが仕事があろうが言い訳できない、言い訳してもなんの意味もない。
日々取り組むべきことに淡々と取り組むしかないのだ。
そして、筋トレ。
取り組んでいく計画の立て方は勉強と全く同じといって良いだろう。
しかし勉強と違って筋トレはさらに根気が必要かもしれない。
仕事に直結しないことがほとんどで収入にはならない上にジム代や食費でむしろマイナスだ。
それでも僕はジムに通うべきだと考える。
ジムにいる時間というのは世間と隔離された自分だけの世界。
死ぬ気でやろうがサボろうが誰も見ていないし気にもしていない。
つまりやるかどうかは自分次第なのだ。
誰にも褒めてもらえない、1円にもならない、そんな中で日々自分と向き合って鍛錬を重ねている人間が勉強ごときでくじけるはずはないのだ。
つまり、
筋トレとは人生の縮図なのだ。
人間は元来孤独だ、その孤独に耐えて努力を重ねた先に成功がある。
本気の筋トレはそんな人生の本質を教えてくれている。
だからこそ僕はボディビルダー達を心の底から尊敬しているのだ。
彼らのインタビューなどを聞くとモチベーションが上がって下がることを知らない。
こちらはフィルヒースのインタビュー。
これを聞いた時は震えが止まらなかった、それほど感動した。
努力の仕方を学べるのがジムで、それが勉強にいい影響を与えない訳が無い。
筋トレと勉強によるシナジーは絶大なのだ。
僕はこれからも勉強と筋トレを並行して実りある人生にしていきたいと思う。